人間の体内に存在し、美肌を保つ上で重要な役割を担っている『アミノ酸』。
今回はそんなアミノ酸不足によるデメリットについてまとめていきたいと思います◎
肉類や魚類などタンパク質をあまり摂らない人は要注意!
お肌の調子が上向かないのはアミノ酸不足が原因かもしれません!
目次
アミノ酸不足が肌に与える影響とは?
まず最初にアミノ酸の基礎知識から◎
私たちの身体を構成する内臓や血管、筋肉、皮膚などほとんどのものは『タンパク質』が基盤となってできており、そのタンパク質の素となっているのが『アミノ酸』です。
そう、つまりタンパク質はアミノ酸が結合して作られる、言わば“アミノ酸集合体”といったところ。
そして人間の体内には全部で20種類のアミノ酸があり、食べ物によって摂取したタンパク質が一度アミノ酸に分解され、再度タンパク質として合成されて内臓や血管の基盤として働いています。
でもこれだけ見る限りでは、アミノ酸と美容はあまり関係ないように思えますよね(^^;
が、上述のようにタンパク質は“皮膚”の素でもある栄養素。
アミノ酸が不足すると新しい皮膚がスムーズに作られなくなってしまい、乾燥や肌荒れといった肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。
また、タンパク質はお肌のハリを支えるコラーゲンの原料でもあるため、アミノ酸が不足するとお肌のツヤやハリが失われるというデメリットも。
肌荒れしやすくなるだけでなく、肌が老化しやすくなるなんて!
ここまで美容に影響するとなると…ちょっと気が引き締まりますよね(笑)
さらに皮膚と同様、髪や爪もタンパク質が原料。
その点を考慮しても『アミノ酸不足=美容に悪い』というのがお判りいただけるのではないでしょうか。
アミノ酸は体内で作り出せる“非必須アミノ酸”と体内で合成できない“必須アミノ酸”の2種類に分けられ、合成できない必須アミノ酸は食事などで積極的に補う必要があります。
どれか1つでも不足していると身体の働きに影響が出てしまうため、肌荒れやお肌の老化を避けるためにもきちんとタンパク質を摂取していきたいですね◎
【知っておくべき◎】アミノ酸はお肌の保湿力を左右する!
アミノ酸はタンパク質の素となるだけでなく、単体でも重要な枠割を担っています。
例えば…
★リジン→外部から侵入する菌やウイルスを防ぐ抗体の材料になる。
★トリプトファン→眠りを誘う効果のあるメラトニンやセロトニンの原料。
★アスパラギン→疲労回復やエネルギーの維持。
★プロリン→コラーゲンを構成するアミノ酸のひとつで、ダメージを負ったコラーゲンの修復や肌の水分保持力に関与。
そしてお肌の潤い保持に欠かせないNMF(天然保湿因子)もその4割がアミノ酸で構成されています。
アミノ酸配合の化粧品に保湿効果が期待できるのはこのため。
上記ではバリンを筋肉の強化、リジンを抗体の材料と書きましたが、これらのアミノ酸はNMFの一成分でもある重要な物質です。
NMFが不足するとお肌のうるおいをキープする力も減少してしまいます。
乾燥知らずの潤い肌を維持するためにも十分な量のタンパク質を摂っておきたいですね(^_-)-☆
【コンビニで買える!】タンパク質を手軽に摂取できる食品まとめ
今回は手軽にタンパク質を摂る方法をいくつか紹介したいと思います◎
お肌のためにタンパク質を摂るようにとは言われても…お仕事をされている方など自炊するのが難しいケースもありますよね(^^;
でもタンパク質って意外と簡単に摂れちゃうんです♪
【これなら手軽!タンパク質を含む食べ物】
★ゆで卵
コンビニで買うことができ、手軽に食べられるゆで卵。
ゆで卵はたった1個で7g前後のタンパク質が摂取できる優秀食品です。
★ちくわ
ちくわは脂質が少ないためダイエット中の人にオススメです。
ちくわの原料は魚ですので、ちくわにもしっかりタンパク質が含まれています。
★納豆
納豆はタンパク質を豊富に含むだけでなく、腸内環境を整えてくれるスグレモノ♪
便秘は肌トラブルの元!
肌荒れの要因である便秘対策まで出来るなんて有難い限りですね。
★チーズ・ヨーグルト
やはり頼りになるのが乳製品!
市販の6Pチーズは1個当たり4g弱、ヨーグルトも100gあたり4g前後のタンパク質が含まれています。
また、オイコスやパルテノといった高タンパクヨーグルトには1個当たり10g前後のタンパク質が含まれています◎
オイコスは脂質が含まれておらず非常にヘルシーですので、ダイエット中の間食にもオススメですよ(^_-)-☆
最後に…食事から摂るのではなく、アミノ酸サプリメントを活用するのも一つの手段です。
タンパク質は腸管でアミノ酸に分解されてから体内に吸収されるため、消化吸収に時間がかかりますが、アミノ酸は摂取するとそのまま吸収されるため、タンパク質よりも早く吸収されるというメリットがあります。
アミノ酸は元々体内に存在するものなので、副作用のリスクも少なく安心♪
他に色々な成分が入っているものについては副作用がないと言い切れませんが、アミノ酸のみで構成されているサプリメントや健康食品は副作用がないと思って良いでしょう。
【超お手軽!】タンパク質不足は〇〇で解消♪
前回タンパク質を手軽に摂る方法について書きましたが、もうひとつオススメのお手軽タンパク質摂取法があります。
その方法とは…プロテインです。
「プロテインってムキムキになりたい人が飲むものじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、プロテインは筋肉を増やすためだけのものではなく、タンパク質の補給に最適なとっても便利な健康食品♪
水や牛乳とシェイクするだけで飲めますし、1杯で20g前後のタンパク質を摂取することができます。
ちなみにタンパク質の推奨摂取量は、成人女性の場合1日あたり40g。
推奨量の約半分をプロテイン1杯で摂ることが出来るのです(*´∀`*)b
また最近のプロテインはバニラ味やストロベリー味、チョコレート味などおやつ感覚で飲めるものが多く、ダイエット中の間食にもオススメ◎
水で割れば1杯あたり100kcal程度なので、カロリーをさほど心配する必要もありません。
青汁を混ぜて飲めばビタミンや食物繊維も摂れてる上に、青汁の飲みにくさも解消できます。
アミノ酸不足が気になる方は、1日1杯のプロテインを習慣付けてみてはいかがでしょうか♪
ダイエッターこそタンパク質を積極的に摂ろう!
人間の体は約20%がアミノ酸で出来ており、水分を除くとその50%がアミノ酸で構成されていると言われています。
健康なカラダを維持するだけでなく、お肌や髪、爪など美容面においても重要な働きをするアミノ酸。
アミノ酸不足がいかに深刻な状態を引き起こすかという点は、体内のアミノ酸の割合を見ても分かるのではないでしょうか。
ダイエット中にタンパク質を敬遠する人も少なくないかと思いますが、筋肉が減ってしまうと太りやすく痩せにくい体になってしまいます。
健康かつ代謝の良い体を維持するためにもしっかりとタンパク質を摂取したいですね♪