お肌のハリ・弾力を支えるコラーゲン。
コラーゲンは様々な化粧品に用いられている代表的な美容成分でもありますが、コラーゲンの効果を最大限に発揮するためには、その働きをしっかりと理解することが大切です◎
ということで、今回は今さら聞けないコラーゲンの美容効果についてまとめていきたいと思います。
目次
肌におけるコラーゲンの役割とコラーゲン化粧品の落とし穴
まずは私たちの肌内部にあるコラーゲンがどのような働きを担っているのか、という点について書いていきたいと思います。
最初にコラーゲンが存在している場所から。
私たちの肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織に分かれていますが、コラーゲンはその真ん中にある『真皮』に存在しています。
そしてこの真皮の約7割を占めているのがこのコラーゲン!!
コラーゲンはバネのような働きでお肌のハリを支えると同時に、同じく真皮層に存在するエラスチンやヒアルロン酸と共にお肌に潤いを与え、水分を保つ働きも担っています。
お肌のハリをキープするだけでなく、乾燥しないためにも必要不可欠なコラーゲン。
こうなってくるとコラーゲンを補って美肌作りに役立てたいところですが…残念ながら、コラーゲン配合の化粧品を使ってもコラーゲンを直接補うことはできません。
というのも、コラーゲンは分子量が大きいため、真皮層にまで浸透することが出来ないのですΣ( ̄ロ ̄lll)
何となく“コラーゲン配合”と書かれていると、肌内部のコラーゲンそのものを増やせるように思ってしまいがちですが、そういうワケではないのでその点だけは気を付けたいところ。
ではコラーゲンが入った化粧品にはどのような美肌効果が期待できるのか?
その答えはズバリ『保湿』です。
一般的なコラーゲンは肌に膜を張って水分の蒸散を防ぐ効果が期待でき、角質層まで浸透する低分子化コラーゲンには、肌内部での保湿効果も期待できます。
ただし、もともと皮膚には有害な物質の侵入を防ぐ『免疫システム』が備わっているため、低分子化コラーゲンが本当に角質層に吸収されるかという点は疑わしいところ。
その点を考慮すると、高分子化コラーゲンの方がより美肌効果が見込めると言えるのかもしれませんね◎
~肌ハリの低下とコラーゲンの密接な関係~
加齢と共にお肌のハリがなくなるワケ。
それは年を重ねると共に肌内部のコラーゲン量が減少してしまうためです。
しかし何歳でどのくらいコラーゲンが減ってしまうかという点は、専門家によって見解が異なり、コラーゲン食品を手掛けるメーカーの中でも「20代半ばから減少し始める」、「30代をピークに…」など様々な意見があります。
ただ一貫して言えるのは“加齢と共にコラーゲンの量が減ってしまう”ということ。
コラーゲンを生成する力が低下するだけでなく、年をとると新たに作られるコラーゲンの質が低下したり、紫外線ダメージによって線維芽細胞がダメージを受け、コラーゲンを生み出す力が衰える。
これらの要因がお肌のハリを失う原因だと考えられています。
ちなみに加齢と紫外線ダメージで言えば、紫外線ダメージの方がお肌に与える影響は大!
何となく『加齢>紫外線ダメージ』だと思ってしまいがちですが、光老化の方が圧倒的にエイジングを加速させる要因になってしまうんですね~(◎_◎;)
そのため、若いうちから…と言わず、赤ちゃんのうちから紫外線対策を行うことが何よりのアンチエイジングに繋がってきます。
でも、ここで一つ気になるのが『コラーゲンの量を増やすことはできるのか?』という点。
次回は、そんな疑問を解消すべくコラーゲンの経口摂取についてまとめていきたいと思います◎
“コラーゲンドリンクに効果ナシ”は誤情報だった?!
「コラーゲンを摂取しても美容効果は見込めない」
そんな情報を見聞きしたことがある方も少なくないのではないでしょうか?
これはコラーゲンドリンクを愛飲している方にとって「嘘嘘!嘘でしょ?!」と耳を塞ぎたくなるものですが…実は最近、この見解が180度変わってきているのです(*´∀`*)b
確かに数年前までは「コラーゲン食品を摂取しても美容効果は得られない」と結論付ける専門家が多く、コラーゲンドリンクも“無意味”とコテンパンに言われていました。
が、コラーゲン研究が進むにつれてその意見が少しずつ変わりつつあり、今では『肌の弾力や水分量の向上に期待できる』という実験データが続々報告されているのです。
中でも分子量の小さいコラーゲンペプチドを用いた試験(*)では、角層の水分量が増加したとの報告が得られており、別の試験ではシワが減ったという嬉しい結果が◎
(*)4週間に渡って1日5gの魚鱗コラーゲンペプチドを摂取
ただし「コラーゲンであればどんなものでもOK」というワケではないので、その点だけは注意したいところ。
次回は、しっかり美容効果を得るためのコラーゲンの摂り方について書いていきますので、コラーゲンドリンクやサプリメントの購入を考えている方はそちらも併せてチェックしてみてくださいね(^_-)-☆
一般的なコラーゲンの摂取方法と効果的な摂り方まとめ◎
まず、コラーゲンは『食事で摂る方法』と『美容ドリンク等のコラーゲン食品で摂る方法』の2種類の摂り方があります。
食事で摂った方が経済的なようにも思えますが、そもそもコラーゲンの摂取目安量とされている5,000mg~10,000mg/1日を食事だけで摂っていくのは至難の業。
例えば牛すじには100g中4980mgのコラーゲンが含まれていますが、毎日牛すじを食べていくのはなかなか難しいことですよね(´∀`;)
身近な食べ物で言うと…
鮭(皮つき) → 2,410mg
真アジの開き → 1,010mg
エビ → 1,150mg
ブリ(皮つき) → 1,620mg
リーズナブルな食材にも含まれていますが、食べ物だけで目安量を摂ろうと思うと大量の魚介類を食べなければ追い付きません。
そこで頼りになるのがコラーゲンドリンクやコラーゲンパウダーです。
製品によっても異なりますが、特にコラーゲンドリンクは目安量の上限である10,000mgを配合しているものも少なくなく、1日1本で十分な量のコラーゲンを摂取することができます。
また、食べ物から摂取する場合はカロリーも気になってくるものですが、コラーゲンドリンクは1本50kcalと低カロリーなのも嬉しいトコロ◎
さらに最近のコラーゲンドリンクは、ノンカフェインのものが多いため、就寝前に飲んで睡眠が妨げられる心配もありません。
ただし一つだけ注意したいのが、コラーゲンの分子です。
コラーゲン配合の化粧品について書いた際も少し触れましたが、コラーゲン食品を選ぶときは特に分子量に注目することが大切です。
というのも、コラーゲンはその分子量によって体内への吸収率が各段に変わってくるのですΣ( ̄ロ ̄lll)
分子が小さいほど吸収率がUPし、逆に大きいほど吸収しにくくなる。
このことからも分子量の小さい『コラーゲンペプチド』が使われた製品をチョイスすることをオススメします。
最後にコラーゲンのより効果的な摂り方について。
コラーゲンは、コラーゲン生成をサポートする“ビタミンC”や必須アミノ酸の一種である“トリプトファン”と一緒に摂ると効果が高まると言われています。
また、コラーゲンと一緒にお肌のハリを支えている“エラスチン”を一緒に摂る…という摂り方も◎。
このように相乗効果が得られる摂り方が少なからずありますので、上手く工夫して肌内部のコラーゲン量UPに役立てたいですね♪
“減らさない努力”を推しむべからず!
コラーゲンは補うだけでなく、減らさないよう対策をとることも重要です。
ただでさえ加齢と共に減少し、質が低下してしまうコラーゲン。
お手入れ次第で肌老化を食い止められるなら…手間を惜しまずしっかりと紫外線対策を行っていきたいですね(^_-)-☆
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