シャンプーのCMなどでよく耳にする『キューティクル』というキーワード。
美髪を保つ上で重要なカギを握っているであろうことは何とな~く想像できますが、具体的にどのようなものか分かっていないという人も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、知っておくべきキューティクルの特徴をまとめていきたいと思います◎
目次
【髪の質を決める!】知っておくべきキューティクルの働きとは?
私たちの髪は、キューティクルとコルテックス、メデュラの3層構造でできており、一番外側(表面側)にあるのが今回のテーマである『キューティクル』です。
キューティクルは、透明で硬い細胞が、魚のうろこのように何枚も重なり合ってできていて、外的刺激から髪の内部を守ったり、髪内部の水分やタンパク質が失われるのを防ぐ、言わば“バリア”のような機能を果たしています。
これだけ見ても髪を美しくためにキューティクルが不可欠なものであることを分かって頂けるかと思いますが…、キューティクルと美髪との関係はそれだけではありません。
そう、キューティクルは髪のツヤや手触りにも深く関わっていて、何かしらのダメージによってキューティクルがきちんと整っていないと、光を反射する力が弱まり、ツヤが失われてしまうのですΣ( ̄ロ ̄lll)
また、キューティクルのダメージは手触りにも大きく影響し、ブラシが引っ掛かりやすくなったり、パサつきやゴワつきを感じるようになったり…と悪い事ばかり。
つまり、ヘアダメージを受けないためにも、見た目や手触りを良くするためにもキューティクルを整えることが必要不可欠、というワケです◎
CMなどで『キューティクル』と頻繁に耳にするのは、それだけキューティクルが重要な存在であるから!
次回はそんなキューティクルにダメージを与える要因をまとめていきますので、そちらも併せてチェックしてみてくださいね♪
ゴシゴシ摩擦と紫外線がキューティクルにダメージを与える!
まず一つ目のダメージ要因は『摩擦』です。
お肌も摩擦に弱いことで有名ですが、実はキューティクルも摩擦が大の苦手!
シャンプーをした後にタオルでゴシゴシ拭いたり、目の細かいブラシやクシを無理やり通すなど摩擦を与えてしまうと、壊れたり剥がれたりとキューティクルがダメージを受けてしまいます。
また、シャンプーをする時に起こる摩擦もキューティクルにとってはダメージとなってしまうので、なるべくソフトに洗う事が大切◎
間違っても髪と髪を擦りつけてシャンプーを泡立てるような事はしないよう注意しましょう。
そして二つ目のダメージ要因は『紫外線』です。
これもお肌と同じですが、キューティクルは紫外線を浴びると?がれやすくなります。
髪は顔よりも紫外線を多く浴びるパーツ。
髪用の日焼け止めや帽子、日傘などを活用してキューティクルを守ってあげると良いでしょう◎
最近ではUVカット効果のある洗い流さないトリートメントも販売されているので、ヘアダメージが気になる方はその手のアイテムを活用するのもオススメですよ(^_-)-☆
頻繁なカラーリング・パーマにもご注意を◎
キューティクルにダメージを与えるのは摩擦や紫外線だけではありません。
もう一つ注意しなければならないのが…『カラーリング』や『パーマ』です。
カラーやパーマをすると髪が傷むというのはもはや常識ですが、これはカラー剤やパーマ液に含まれている成分が、キューティクルに強く作用する働きを持っているため。
というのもキューティクルには、水分や薬剤の侵入を防ぐ働きもあり、そのままではカラー剤などを十分に浸透させることが出来ないため、カラー剤などには無理やりキューティクルを開く成分が配合されているのです。
それだけ強い薬剤が使われているとなると、キューティクルがダメージを受けるのは当然の事。
最近ではカラー剤やパーマ液の品質も向上し、一昔前に比べるとダメージは少なくなっていますが…、それでもノーダメージとはいきません。
また、カラーリングやパーマをした後は、キューティクルが開いた状態にあるので、専用のシャンプーやトリートメントを使って閉じてあげることも大切です◎
キューティクルが開きっぱなしだと髪の水分が抜けやすくなるだけでなく、カラー剤なども流出しやすくなり、色持ちも悪くなってしまうので、施術後数日は専用のアイテムでケアすることをオススメします。
本気で髪のことを思うなら、カラーやパーマは2ヵ月に1度程度に抑えておきたいところ。
そこまでこだわりがないのであれば、地毛で勝負するのも一つの手段ですね♪
自然乾燥で髪が傷む理由とは?
皆さんはシャンプーをした後きちんと髪を乾かしていますか?
ドライヤーを使うと髪が傷むから、と自然に乾かしている方も少ないかと思いますが…実はコレ、NGなんですΣ( ̄ロ ̄lll)!
なぜNGなのかと言うと…これはキューティクルに“髪が濡れた状態で開く”という性質があるため。
つまり、髪が濡れているときはキューティクルが開きっぱなしで超無防備な状態にあるのです(ΦωΦ)
もちろんこの時に摩擦を与えたり、紫外線を浴びたりするとダメージがとてつもなく大きくなってしまうので、髪が濡れたままソファでゴロゴロしたり、外出したりというのは避けるのが賢明◎
髪を洗った後はなるべく時間をおかずにドライヤーで乾かすようにしましょう。
ただし、やはりドライヤーも正しい使い方をしないとキューティクルにダメージを与える要因になってしまいます。
最低でも髪から10cm離して風を当てる、同じ場所に風が当たり続けないよう細かく動かす、乾かしすぎない(8割ほど乾かしたらOK)など、ブローのやり方にも注意しましょう。
ちなみに…髪を乾かす前にしっかりタオルドライをしておくとブローの時間を短縮することができます◎
ドライヤーを使う時間が長くなればなるほど、ダメージが大きくなってしまうので、事前にしっかりとタオルで水気を吸い取ってくださいね♪
ダメージを与えないことが何より大事!
なぜヘアダメージを“予防”することが大切なのか。
これは髪の毛に自己修復機能がないためです。
お肌には修復する機能があるためダメージを受けても元通りになってくれますが、髪にはそれがなく、一旦キューティクルがはがれてしまうと、もう元に戻すことができないのです。
洗ったら乾かさずにそのまま放置、そして紫外線対策も何もせず、カラーやパーマは頻繁に行う…。
そんな状態では髪がキレイにならないのも当然ですよね(^-^;
ちなみに、私は少しでもヘアダメージを減らそうとカラー&パーマ断ちをしました。
カラーリングはもう7年以上しておらず、パーマは去年2回(半年に1回)かけましたが、頻度が少ないためそこまで傷んでいるという自覚はありません。
これまでずーっとカラーをしてきた人生だったので、脱カラーの決断にはかなり勇気がいりましたが、いざ断ってみるとここまで髪がキレイになるのかと驚き!
自分の経験から言っても、深刻なヘアダメージにお悩みの方はカラー・パーマ断ちを強くオススメします◎
美髪のカギを握るキューティクル。
私たちの身の回りには、そんなキューティクルのダメージ要因がたくさん潜んでいますので、たかが摩擦や紫外線と思わずにしっかりとケアをしていくようにしましょう。
食生活の乱れにご用心◎
健康な髪を維持するためには食生活にも気を配っておきたいところ◎
特にタンパク質や亜鉛、鉄分など、髪の発育に深くかかわる栄養素は積極的に補うことをオススメします。
タンパク質は、大豆製品や鶏肉、乳製品、卵といった食材に。
亜鉛は、アーモンドや納豆、ゴマ、高野豆腐といった食材に。
鉄分は、レバーや牛肉、ほうれん草、干しひじきなどに多く含まれています。
いくらヘアダメージを予防しても、髪を作る素が十分に摂れていなければキレイな髪を維持することが出来なくなってしまうので、毎日の食事メニューにも注意して美髪作りに取り組んでくださいね♪