ドラッグストアやバラエティーショップで売られているスキンケアアイテムに比べてはるかにお値段が高いデパコス。
効果に違いがあるのであればプチプラコスメを卒業してデパコスに切り替えるのも一つの手段ですが、そこまでの違いがないのであればお金を捨てるようなもの。
そこで今回は“デパコスとプチプラコスメの違い”についてまとめていきたいと思います。
目次
デパコスとプチプラコスメの違いを徹底解説!
ここではプチプラコスメからデパコスに切り替えるメリットやデメリット、さらに10代・20代がデパコスを使用する際の注意点などコスメの基礎知識についてまとめていきますので、化粧品選びにお悩みの方は是非参考にしてくださいね♪
成分へのこだわりはさすがデパコス!
ドラストブランドのスキンケアアイテムは、化粧水で¥1,000円程度、クリームは安いもので¥400円、高いものでも¥2,000円程度と非常にリーズナブルです。
それに対してデパコスはお安い化粧水でも4,000円ほど、高いクリームでは10万円を超えるものもあり、普段使いに躊躇ってしまうものも少なくありません。
が、しかし、それでも購入する人が後を絶たないのはやっぱりそれなりの効果が期待できるから。
各化粧品メーカーが研究を重ねて開発したオリジナル成分が配合されていたり、美容成分の濃度が高かったりと、やはりお高いなりの効果が期待できます。
そしてこれはスキンケアアイテムに限らず、メイクアップアイテムに関しても同じこと。
ファンデーションで言えば、肌あたりの良さやフィット感、崩れにくさは「さすがデパコス!」と感じられるものが多く、メイク後の保湿効果という面でもやはり優れています。
また、ドラストコスメと比較して明らかに差がつくのが『香り』。
デパコスブランドのスキンケアアイテムは香りが深く、ドラストコスメではなかなか得られないリラクゼーション効果があります。
実際に私自身もプチプラコスメ~デパコスまでいくつも使ってきましたが、“香り”という点だけで言えば断トツでデパコスに軍配◎
無香料がお好みの方はあまり興味をそそられないかと思いますが、香り重視派の方はワンランク上のデパコスをチョイスすると良いでしょう。
デパコスは実用性重視の人に不向きかも?
デパコスのお値段が高いのは“品質が高い”という理由だけではありません。
ではどのようなところにお金がかかっているのでしょうか?
それはブランドネーム、いわゆる『ネームバリュー』です。
これはスキンケアやメイクアップ効果云々にまったく関係がないので、消費者としては残念なところですが、やはりデパコスブランドの商品にはブランドネーム代がたっぷりと含まれています。
さらにデパコスは容器にも相当のコストが。
中にはプチプラコスメと同じようにプラスチック製のボトルを使用しているものもありますが、化粧水にしても美容液にしてもクリームにしてもガラス製(瓶)の容器を使用するのが一般的です。
さらにデザイン性に優れているものも多く、インテリアとしても楽しめるオブジェのような容器も少なくありません。
そのため、見た目のオシャレさもスキンケアの気分を上げるためのスパイスの一つ、と考える人はデパコスを選ぶメリットがあると言えますが、逆に実用性重視の人は余計なところにお金を出す…という事になってしまうかも。
また、ガラス製の容器は廃棄するときも面倒なものです。
使い終わった後の捨てやすさで言ってもプラスチック製のボトルの方が手軽ですが、スキンケアアイテムにラグジュアリー感、特別感を求める人はデパコス向きだと言えるでしょう。
敏感肌さんはデパコスに要注意?!
効果が高い化粧品は、どうしても肌に合わなかった場合の副作用も強く出てしまうもの。
基本的にデパコスは「肌にやさしい」という点よりも「効果」を重視して作られているものが多いため、敏感肌の人などは注意が必要です。
実際にデパコスのスキンケアアイテムにはデリケート肌に刺激を与えやすいエタノールや合成香料といった添加物がかなりの確率で配合されており、低刺激にこだわって作られているものはあまり多くありません。
私自身もデパコスのスキンケアアイテムを化粧水~クリームまで様々使用してきましたが、アルコール臭が強いものが少なくなく、ピリピリと刺激を感じたこともしばしば。
そのため、肌が弱い人などはパッチテストをしてから使い始めるのが無難だと言えるでしょう。
肌に合わない基礎化粧品でスキンケアをし続けると、肌に必要以上の負担がかかって状態が悪化してしまうもの。
これでは良い効果が得られるどころか肌を傷めてしまいますので、万が一合わなかった場合は潔く使用を中止することをオススメします。
サンプルで試せるのは大きなメリット♪
デパコスの圧倒的な長所。
それは
ドラストブランドのコスメはメーカーに直接電話などで請求する必要があり、場合によってはサンプルそのものを作っていないケースも少なくありませんが、デパコスブランドのスキンケアアイテムはほぼ確実に無料の試供品を用意しています。
また、中には1回分の少量パウチではなく、1週間程度使えるような太っ腹な試供品を頂ける場合も。
さすがにこの使用期間でスキンケア効果の有無を判断することはできませんが、肌に合うかどうかを見極めるには十分な量です。
ただし…試供品の『使用期限』には注意が必要。
デパコスであるないに関わらず、化粧品は未開封で3年保存できるようにと基準が定められているため、きちんと管理をしていれば製造から3年は使用することが出来ます。
ですが簡易包装のものが多い試供品は、できるだけ1年以内に使用するようにと言われているのです。
色々なブランドのサンプルが家にゴロゴロある、という人も少なくないか思いますが、いつ貰ったか思い出せないような試供品は廃棄するのが賢明◎
特に油分の多いスキンケアアイテムやリキッドファンデーションなどは酸化しやすいので、なるべく早く使いきるようにしましょう。
*フリマアプリなどで売られている試供品も使用期限切れの可能性があるので、しっかりと入手時期を確認してから購入することをオススメします。
10代でデパコスを使うのは良くないの?
このような疑問を持っている人もいるかと思いますが、肌に合っているのであれば10代で使用しても問題はありません。
ただし念頭に置かなければならないのが『デパコスは大人が使うことを前提に作られているもの』であるというポイント!
10代と40代では明らかに肌質が違ってきますし、その分必要なスキンケア効果も異なってきます。
例えば10代は成長期に分泌されるホルモンの影響で皮脂が多く分泌されますが、40代は逆に皮脂分泌が少なくスキンケアである程度の油分を補う必要があります。
こういった理由からオトナ世代のために作られているデパコスのクリームにはしっかりと油分が含まれているのですが…、これを10代の人が使うと皮脂+化粧品の油分でギトギトになったり、ニキビが出来やすくなるなどのリスクがあるのです。
もちろん、デパコスの中にも皮脂量をコントロールしたりといったオイリー肌向けのアイテムも数多くあります。
要はデパコスであるないに関わらず「自分の肌に合ったスキンケアアイテムを使用するべし」という事◎
デパコスカウンターでは、現在の水分・油分のバランスを測った上で今の肌状態に合う商品のアドバイスも受けられますので、使用を検討している方は一度カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
20代がデパコスを使用する際の注意点とは?
少しずつデパコスに移行しはじめる20代。
スキンケアアイテムだけでなく、下地やファンデーションをデパコスに切り替えようと考えている人も少なくないことでしょう。
でも、デパコスを使うのが経済的に厳しい20代女子も多いハズ。
もちろん個人差はあるかと思いますが、20代でデパコスを惜しみなく使える人はそうそういないのではないでしょうか。
ですがこれは大問題。
デパコスに限らず化粧品はメーカーが推奨する使用量を守ってこそ効果を発揮するものであり、もったいないからと使う量をケチってしまっては、本来得られるはずの効果が得られない可能性があります。
これは専門家の間でも「高い化粧品をチビチビ使うくらいなら、安い化粧品をたっぷり使った方が良い」という声があるほどで、それだけスキンケアにおいて“使用量を守ること”が重要はポイントなのです。
十分な量を使えないかも…と思い当たる人は、デパコスの使用を先延ばしにするのも一つの手段。
もしくはスキンケアだけデパコスで揃えるなど、リーズナブルなアイテムと併用するのが賢いかもしれませんね。