老け見え要素の一つである『ほうれい線』。
ほうれい線は、30代頃から気になり始めることが多いと言われていますが…「今まさにほうれい線に悩んでいる!」という方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、ほうれい線を改善する方法やほうれい線の予防法、そもそもほうれい線はどうしてできるの?などほうれい線の基礎知識についてまとめていきたいと思います◎
現在ほうれい線にお悩みの方は要チェック!
是非こちらの情報を参考にしてくださいね(^_-)-☆
目次
~ほうれい線の種類と原因まとめ~
ほうれい線とは、鼻の両側から口元に向かって伸びる「八」のような形をしたシワの事。
できはじめはそこまで目立つこともありませんが、そのまま適切なケアをしないで放っておくと、加齢とともにどんどん深くなり、くっきりと目立つようになってしまいます。
ただし、この『ほうれい線』には浅いものと深いものの2種類があり、ほうれい線の種類によって原因は異なります。
そしてその原因によって対処法も異なってくるため、まずはご自身のほうれい線の種類を見極めることから始めましょう◎
【浅いほうれい線】
浅いほうれい線は1本の線のように見えるのが特徴で、年齢や体格に関係なくあらわれます。
そしてこの浅いほうれい線の原因はというと…これは『乾燥』や『表情のクセ』『むくみ』といったもの。
特に表情のクセに思い当たる節がある方は、一刻も早くクセをなくすことが大切です。
もちろん保湿ケアも徹底して行っておきたいところ。
浅いほうれい線であれば、お肌の水分量がUPすることで消えてくれる可能性もありますので、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿効果の高い化粧品を取り入れ、しっかりとお手入れをするようにしましょう◎
【深いほうれい線】
深いほうれい線は、加齢とともに深刻化する目立つタイプのもの。
これは肌内部にあるコラーゲンやエラスチンの劣化や減少、また筋肉の衰えが原因だと言われています。
コラーゲンやエラスチンは加齢と共に減少するもの。
またコラーゲンは代謝が下がると生産量が低下し、さらに紫外線ダメージによっても減少していしまいます。
そして筋肉の衰えも見逃せないポイント。
筋力が衰えると頬を引き上げる力が弱くなって肌がたるみ、ほうれい線がくっきりと刻まれるようになります。
人と接する仕事をされている人は、筋肉を動かすことも多いかと思いますが、パソコンと向き合う時間が長い人や、一人の時間が長い主婦の方は無表情の時間も少なくないハズ。
普段から顔の筋肉を意識的に動かす習慣をつけ、ほうれい線を予防しましょう。
【知らないと怖い!】たまった皮下脂肪がほうれい線の原因に?!
前回お伝えしたように、ほうれい線の原因は乾燥や表情、紫外線ダメージ、筋肉の衰えなど実に様々です。
ですが、ほうれい線を深刻化させないためには、もう一つ注意しなければいけないポイントが◎
その注意点とはズバリ…『皮下脂肪』です!
そう、実は皮下脂肪が多い人は肌の弾力が低下すると言われているんですよ~(◎_◎;)
これは、皮下脂肪が真皮にダメージを与えることで、エラスチンの線維がほぐれてバラバラになり、肌の弾力が失われるため。
また脂肪細胞が脂肪を蓄えると、その肥大化した細胞が肌にダメージを与える物質を放出し、これもヒアルロン酸やコラーゲンの生成を低下させる原因になってしまうのです。
なんとな~く脂肪が多いとたるみやすくなる、という事は想像できますが、お肌の中でも色々なダメージを受けているとはちょっと驚きですよね(x_x;)
年を重ねると一度ついた脂肪が落ちにくくなるもの。
皮下脂肪を増やさないためにも、バランスの取れた食事をとり、食べ過ぎには十分注意していきたいですね。
紫外線対策は必要不可欠!
お肌のハリを支えるコラーゲン。
肌のハリと弾力をキープできなくなると肌がたるみ、ほうれい線も深くなってしまうため、コラーゲンを必要以上に減らさないよう努めていくことが大切です◎
そもそもコラーゲンは加齢とともに作られる量が減り、質そのものも劣化すると言われていますが、これは誰しもに訪れる老化現象であり、残念ながら食い止めることは不可能×
ですが、コラーゲンを壊したり、コラーゲンの産生の邪魔をする紫外線ダメージはスキンケアで防ぐことができます。
*なんと肌老化の8割は太陽光(紫外線や近赤外線など)が原因!
例えば日焼け止め。
これはあくまでも“将来ほうれい線を作らないための予防ケア”ということになってしまいますが、今すでにほうれい線がある方も、より深刻な状態にならないためにしっかりと紫外線対策を行うことが大切です。
特に真皮まで届く紫外線UV-A波は、季節関係なく一年中降り注いでおり、雲や窓ガラスも透過し、私たちの肌にダメージを与えます。
室内にいるから、雨が降っているからと気を抜かず、1年を通して欠かさず日焼け止めを塗るようにしましょう◎
紫外線対策はほうれい線だけでなく、シワの予防にもつながる美肌維持に不可欠なもの!
老け見え要因を増やさないために、徹底した紫外線対策に取り組んでくださいね(^_-)-☆
化粧品でコラーゲンを増やす事はできるのか?
「スキンケアでお肌のコラーゲンを増やす方法はないのか?」
これは気になるポイントですよね♪
結論から言うと、コラーゲンを増やす方法もないワケではありません。
ただし、コラーゲン配合の化粧品を使っても直接コラーゲンを増やすことはできないので、その点はご注意を◎
*コラーゲンは分子量が大きく、コラーゲンが存在する真皮層にまで届かせることができないため。
コラーゲンを増やす効果が期待できるのは…ズバリ!コラーゲン生成をサポートする作用を持つ『ビタミンC誘導体』や『FGF(成長因子)』『レチノール』といった成分が配合された化粧品です。
これらの成分はあくまでも繊維芽細胞を活性化させたり、コラーゲン生成を促す成分なので、直接的にコラーゲンを補うことはできませんが、現時点では最も有効な手段(スキンケアにおいて)だと言われています◎
実際にレチノール配合の美容液は、シワやほうれい線が改善されたという声が多く、特に浅いほうれい線に効果テキメンという意見も少なくありません。
レチノールは比較的刺激が強いため敏感肌の方は注意が必要ですが、シワ改善の有効成分として厚生労働省が認めているものもありますので、ほうれい線にお悩みの方は一度試してみるのもアリかもしれませんね♪
アルコールと糖分の摂りすぎにご注意を◎
ほうれい線を改善するためには、外側(スキンケア)だけでなく、体の内側からアプローチしていくことも大切です。
以前“皮下脂肪がたまるとほうれい線が出来やすくなる”とお伝えしましたが、その他にも肌のたるみ、すなわちほうれい線を招く要因はあちこちに潜んでいます。
例えばアルコールや糖分の摂りすぎ。
脂肪分の過剰摂取が良くないことは言うまでもありませんが、アルコールと糖分にも注意が必要です。
まずアルコールを摂取すると、副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが分泌されるのですが、このホルモンは作られる際に大量のビタミンCを消費します。
ビタミンCは、お肌のコラーゲンを生成する時に必要不可欠な栄養素。
体内のビタミンCが減ると、コラーゲン生成も低下してしまうため、結果的にたるみを招く要因となってしまうのです。
そして糖分を摂りすぎると、糖とタンパク質が結合し『糖化』という現象が起こります。
この糖化はコラーゲンを硬くしてしまうため、肌の弾力が低下し、こちらもたるみの原因に!
*糖化はくすみの原因にもなる。
お酒好きな方や甘い物好きな方も多いかと思いますが、本気でお肌のことを考えるなら、心を鬼にしてセーブしたいところ。
食べたいものを我慢してストレスをためるのも良くありませんが、特にアルコールの摂りすぎには注意したいですね◎
たるみに効果的な栄養素とは?
コラーゲンはタンパク質で出来ており、原料であるタンパク質が不足していると十分に生成することができません。
また、コラーゲン単体では新しいコラーゲンを作り出すことが出来ないため、ビタミンCや鉄分など、コラーゲン生成を手助けをする栄養素を一緒に摂ることがカギになってきます。
ビタミンCはコラーゲン生成をサポートするだけでなく、シミ予防や抗酸化対策にも一役買ってくれる美肌効果抜群の栄養素◎
様々な栄養素をバランス良く摂ることが大前提ですが、その上でタンパク質、ビタミンC、鉄分を積極的に補うようにしましょう。